「ヨガ」と聞くと、スタジオで行うものというイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、テラヨガは、お寺や神社から始まりました。
それには理由があります。
日本人にとって、お寺や神社は昔からとても身近な場所でした。
お宮参り、七五三、合格祈願、結婚式、厄除け、法事、除夜の鐘、初詣…。
人生の節目には、自然と足を運び、家族の健康や幸せを願ってきた場所です。
宗教や宗派を超えて、日本人は古くから、自然の力や神仏、ご先祖様への敬意を暮らしの中で育んできました。
ヨガスタジオへ行くのは少し勇気がいるという方にも、お寺という場所は、どこか親しみやすく、一歩を踏み出しやすい場所です。
一人でも、ご夫婦でも、ご友人同士でも、ご家族でも。誰もが気軽に集い、
呼吸を整え、身体を整え、心を整える。
そんな時間が、お寺や神社には自然と流れています。
一方、ヨガが生まれたインドにも、人々が集い学ぶ場所があるのをご存じでしょうか。
「アシュラム」というところです。
アシュラムは、日常から逃げるための場所ではなく、
心の在り方を学び、自分自身と向き合い、現実をより良く生きるための知恵を得る場所です。
お寺もアシュラムも、人が集い、学び、人生をより豊かにしていくという意味では、とてもよく似ています。
さらにヨガには、
「この身体は、魂が宿る神聖な神殿である」
という教えがあり、身体を大切に整えることは、自分自身を大切にすることでもあると教わります。
お寺とヨガとの親和性がこのようなところにも感じられます。
テラヨガが歩みを始めた頃は、人と人との距離が広がり、「集う」ということ自体が難しい時代でした。
そんな中、「お寺は本来、人が集う場所だから」と、快く門を開放してくださった寺社の皆さまがいらっしゃいました。その一つひとつの寺社の存在があったからこそ、今日まで歩みを続けることができました。
全国230を超える寺社で開催されるようになった今も、その原点は変わりません。
地域の人たちの健康のために。
人と人とのつながりを絶やさないために。
その想いに共感し、テラヨガを迎え入れてくださった寺社の皆さまへの感謝を胸に、これからも歩んでまいります。

