宝持寺のご紹介


宝持寺は、今より約一千年前に渡辺綱が、祖父(箕田源氏の祖源仕)父(源宛)の菩提を弔う為に建立したと伝えられています。渡辺綱は源頼光に仕えた四天王随一と云われ、大江山の酒呑童子退治や京の一条戻橋では、付近に出没する鬼婆の腕を切り落とした事で有名な武将で、渡辺氏を名乗り嵯峨源氏一統の総領となりその名を残した人物です。その後、東松山市永福寺の第二代住職壑芸玄巨大和尚により永正年間に曹洞宗寺院として中興、慶安年間には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を拝領しました。平成15年に本堂を一新しています。

お寺インタビュー


馬場知行さん

地域に開かれたお寺を目指して

ヨガがそのきっかけに

 いまから約1000年前の平安時代の武将で鬼退治で有名な渡辺綱(わたなべのつな)が建立した寺として現在の宝持寺があります。歴史的には嵯峨源氏の源仕(みなもとのつこう)が、この箕田の地に役人として赴任して来た後、三代目としてこの地に生を受けましたが、生後間もなく両親の死により、摂津(現在の大阪府)の叔母に引き取られました。そして、立派な武士として成長し、清和源氏の統領であった源頼光(みなもとのよりみつ)に仕え、当時の京都にはびこっていた鬼(盗賊等)を退治した四天王の一人として活躍した話は有名です。

 

 さて、その渡辺綱が生まれ故郷である、現在の鴻巣市箕田に祖父・父の菩堤のため当時の館跡を寺として寄進したものとされています。現代では北鴻巣駅の開業によって田や畑は住宅地となり多くの転入者が首都圏に通うためのベッドタウンとなっています。そんな中、歴史が一変された現代でも形はかわりつつも、残り続けている神社仏閣があります。地域の心の拠り所として、宝持寺も「多くの人が集まる、開かれたお寺作りを目指す」をモットーに、地域住民を巻き込んだ各種の行事(節分祭・薬師様縁日・除夜の鐘等)を行っています。お寺でヨガを行うことも、その一つ。地域の方が定期的にお寺に集まることで、お寺を近くに感じられるきっかけになればと思っています。また、4年後には「渡辺綱千年祭」を迎え、今から準備を進めているところです。ぜひ、ご期待ください。

 


担当講師インタビュー


幅広い年代が楽しむ

ヨガで肉体と内面を健やかに

宝持寺担当講師 土居 朋代

 名将渡辺綱が建立し、1000年の歴史がある宝持寺の本堂はとても美しく、訪れた人を魅了します。素晴らしい空間でヨガのレッスンを担当することができて、とても嬉しく思います。以前はお寺に来ることがほとんどありませんでしたが、テラヨガをきっかけに毎週通うようになり、お寺が大好きになりました。お寺の静けさや、お線香の香り、美しい仏様の前で目を閉じて座ると、時間を忘れて自分自身を見つめる事ができます。

 

 参加される方も、下は小学生から上は80代まで幅広い年代の方に支持されています。テラヨガを続けて、不調がなくなったり、家族関係が良くなったと嬉しい感想もいただいています。好評につき今は週に3レッスン開催で、通いやすくなっています。こんな世の中だからこそ、お寺に来てヨガの練習をして、肉体の健康と穏やかな内面を保ちましょう。今まで感じたことのない内側の静けさを、どうぞ体験にいらしてくださいね! 皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

▲担当講師の土居朋代。


テラヨガ の様子